Webサイトを運営する上で、サーバー選びは避けて通れません。
情報は多く出てきますが、実際に使ってみないと分からない部分も多いと感じています。
この記事では、
ConoHa WING(ウイングパック)を実際に使って感じたことと、
SWELLテーマを使う中で気づいた注意点を、実務目線で整理します。
結論から言うと、ConoHa WINGはとても使いやすいサーバーですが、
設定次第では戸惑うポイントもある、という印象です。
UIの使いやすさはトップクラス
まず、ConoHa WINGを使って一番感じたのは 管理画面のUIの良さ です。
- 管理画面が分かりやすい
- 表示が速く、動作も軽い
- WordPressの初期設定が簡単
特に、サーバー操作に慣れていない人でも
「何をすればいいか」が直感的に分かるのは大きなメリットだと思います。
初めてWordPressを触る人や、
「サーバー管理に時間を取られたくない人」には向いている印象です。
SWELLを使うならWEXAL®は無理に使わなくていい
ConoHa WINGには WEXAL® Page Speed Technology という高速化機能がありますが、
SWELLを使っている場合は、無理に使う必要はないと感じています。
SWELL自体が表示速度や構造をかなり意識して作られているため、
- キャッシュ系プラグイン
- 画像最適化
- 不要な機能の削減
といった基本的な対策をしていれば、
WEXAL®を使わなくても十分なケースが多いです。
むしろ、設定が複雑になることで
トラブルの原因になる可能性もあるため、
シンプルな構成を好む場合はオフでも問題ありません。
WAFをONにすると編集時にエラーが出ることがある
少し注意が必要だと感じたのが WAF(Web Application Firewall) の設定です。
環境によっては、WAFをONにした状態で、
- 追加CSSの保存
- ブログパーツの編集
- 特定の入力操作
を行うと、エラーが表示されて保存できないことがあります。
セキュリティ面ではWAFは重要な機能ですが、
編集作業中に支障が出る場合がある点は知っておいた方が良いです。
実務的には、
- 編集作業中は一時的にOFF
- 作業完了後にON
といった運用でも十分だと感じています。
Xserverも安定感があり、今でも良い選択肢
ちなみに、Xserverも依然として良いサーバーだと思います。
- 安定性が高い
- 利用者が多く、情報が見つけやすい
- 長年の実績がある
UIはConoHa WINGの方が洗練されている印象ですが、
「とにかく安定重視」「困ったときに情報が欲しい」という場合は
Xserverも十分に選択肢に入ります。
どちらを選ぶかは「使い方次第」
まとめると、
- UI重視・操作の分かりやすさ
→ ConoHa WING - 安定感・情報量重視
→ Xserver
という印象です。
こうした「正解が分かりにくい」状況については、
こちらの記事でも触れています。

どちらが正解というよりも、
自分の運用スタイルに合っているかどうかが一番大切だと思います。
この記事が、サーバー選びで迷ったときの
ひとつの参考になれば幸いです。